2002年9月7日土曜日

にほひ









今日雨の合間を縫って子供を散歩に連れていった。連日の雨で外に出られなかったためか、いつもより彼はよく歩いた。そして公園に着き、ブランコなどをして遊んでいた。


するとどこからかかぐわしい排泄物の香りが漂い始める。そうか、興奮して歩いて脱糞したか。どれどれ、オムツを替えるとするか。オムツの上から触って固形物の有無を確かめる。あれ?ない。じゃこの香りは?


ま、いいか。その辺に猫かなんかが雲古垂れたのだろう。彼はブランコに飽きて水道の蛇口に移動する。蛇口より水を出して呉れとせがむ。何だか戦前の文章のような漢字使いだがま、いいか。


しゃがんで蛇口を捻ってやる。水が流れる。自分のスニーカーにも泥が沢山付いてるな。水道で流しておくか。指で泥を洗い落とす。お?色の違う泥が付いてるなあ。軽い気持ちでその指を鼻に近づける。





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そこには蛇口から出ている水で遊びたがる赤ちゃんを押しのけて執拗にスニーカーを洗う父親がいた。





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