2003年3月24日月曜日

暖かい雨









夜から雨が降り始めた。


しかし日中暖かだったので、そのまま気温は下がらず、雨が降ってきても寒さを感じなかった。家に戻っても暖房をつける必要がなかった。


その昔、バンドでベースを弾いていたとき、オリジナルの歌で「暖かい雨」という歌だか歌詞だかがあったことを思い出した。そのときはその歌を作った歌い手さんともあまり仲良くならず一回その歌をやっただけでそのバンドをやめてしまったが、彼はこういう状況を歌にしたんだろうな、と思った。





2003年3月2日日曜日

NHKスペシャル「アメリカとイラク」









普段テレビを見ない私ですが、今日これを見ました。





いやー、びっくりですね。見た人はわかると思うけど、よくできた番組でした。30年位前からのイラクとアメリカの関係を、順を追って説明してくれるのですが、昔はこの二つの国って同盟国だったので。今のアメリカ国防長官ラムズフェルドがフセイン大統領とバグダッドで会って握手している映像なんかは衝撃的でした。


その蜜月の時代からなぜか現在の状況になってきたわけだけれども、その中であまりニュースでは取り上げられないフセインの策士ぶりも大きなファクターを占めるのだなあと思いました。クリントンの時代にイラクは敗戦国として国連の査察を受けていましたがそれを欺きつづけていた、という事実。また経済制裁を受けて原油の輸出が禁止されていたのだけれどもイラク国内への援助物資を買う目的に限って原油輸出が認められていた、またフセインはその際に勝手に違法なコミッションをとってそれで大量破壊兵器の開発を進めていた、という事実。その原油を第三国を経由してアメリカが買っていた、という事実。


さらに、全世界の原油埋蔵量の一割はイラクにある、という事実。これによってイラクは世界を操ることができる、という事実。湾岸戦争後破壊された油田の開発権をフランス、ロシア、中国に与える、という契約が行われていた、という事実。





再放送があったらビデオ撮りたいなあ、というくらいよくできた番組でした。


今日のような事態は、新聞のみによって現在の情報を理解するだけではなく、過去にどのような経緯があったのかを知り、その上で現在の情報と重ね合わせることによってのみ、初めて全体が見えてくるのだなあ、と思いました。


これも「温故知新」って感じかな。