2004年10月29日金曜日

ベルリンの印象



(この文章は10/30の朝に書いたのですが、この日に載せておきます。)


今回の出張では2日ほどベルリンに滞在しました。もう荷造りもすんで朝ご飯を食べて出発、という感じです。しかし昨夜食べたケバブとケチャップ&マヨネーズがたくさん付いたポテトがまだお腹に残っており、機内食でまた給餌されるので朝ご飯はパスすることにし、ベルリンの印象を書いてみようと思います。


この街に来るのは2回目です。前回も仕事、1泊2日の滞在でクーダムを夜少しうろつき、ブランデンブルグ門で5分ほど車を止めてもらって写真を撮っただけなので、今回がしっかりベルリンを見た始めての機会だと思います。


2日間過ごしてみて、ベルリンは「ドイツの街の中で暮らしてみたい街ナンバーワン」になりました。多様性を備えた本当の都会ですね。ここは。さらに所々に顔を出す「暗さ」また「無秩序」これがたまらん。


まず、ドイツ語をしゃべらない人、またドイツ人に見えない人の確率が結構高い。そしてその人達と「ドイツ人」が仲良く共存して1つの社会を作っているように見える。国際的、といえばいい過ぎかもしれないけれども。


「暗さ」「無秩序」は地下鉄に乗って旧東ベルリンに行ったときに強く感じました。ま、天気もずっと悪かったので、そう言う印象なのかもしれないけれども。新しいものと古いもの、それもどちらも「すごい」ものが同時に存在し、でも雰囲気は明るい西海岸、というのではなくて、どっちかというと旧東欧のようなちょっと翳りのある感じ。


旧西ベルリンから行くと大きな工事現場を通って超近代的なポツダムプラッツに着き、巨大な六本木ヒルズを見て、さらに東に行ってアレキサンダープラッツに行きました。ここには巨大なテレビ塔があるんだけれども、いかにも社会主義の理想が産んだバベルの塔、という感じで存在が薄ら寒い。しかしちょっと行くと古いベルリン市庁舎が屋根に熊のついたベルリンの旗をはためかせながら威容を誇っているし、ネプチューンの噴水、もかっこよかった。ちょっと歩くと「国民劇場」という巨大な劇場が廃墟になっていて、その前にかつての東独の国民車、トラバントが20台くらい並んでいたり。そしてその隣が超巨大な上にかっこよくライトアップされた教会(Berlin Domって書いてあったけど日本語ではなんていうのかな)だったり。


プライベートでまた来て1週間くらいあちこち見て回ったら楽しいんだろうなあ。


都会の喧騒は好きではないけど、ベルリンの大都会なんだけど緑が多くて人もいい感じで散らばっている、というこのバランスもいいと思いました。


ドイツ人もベルリンで働きたい、という人が多いそうです。住居費が安いからだって。そりゃそうだよな。15年前に街の面積が何倍にも広がったようなもんだからねえ。だからこのバランスがあるのでしょうなあ。


BGMはもちろん、"Berlin" by Lou Reed なり。


Berlin





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