2005年9月1日木曜日

昨日観た映画 モーターサイクル・ダイアリーズ



モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD]


原作の本チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記も持っているのですがまだ読んでいないので、映画を先に観てしまうのはどうかなあ、とも思ったのですが、たまたま家にDVDがあったので観てみました。


まず映像がすごくきれいです。自然やその土地の人たちの顔、町並みがとっても美しく撮影されている。そしてラテンの血、情熱的!というよりは静謐なトーンで物語が進行していく。私の好みです。南米って行ったことがないけどいいところなんだろうなあ。昔、旅行を生業とする者の終着地はアフリカか南アメリカだ、という話を聞いたことがあります。ただどちらも非常に旅行するのは困難だ、と。当時はもっと大変だったんだろうなあ。


若き日のチェ・ゲバラがバイクで旅行するので、バイクいっぱい出てきておもしろいかなあ、と思ったらそうでもなかったです。少なくともバイクが主題の映画ではない。主題的には銀河鉄道999とかスタンド・バイ・ミーとかそういう若者が大人になる通過儀礼を描いたもの、なのでしょうかね。


医学生だったゲバラがこの旅でいろいろなものを見て、これらの体験をもとにその後革命家になっていったのだ(旅の終わりで映画は終わるけどね)という話なのですが、ちょっとその後の革命家という職業に関連のあるストーリーが鼻についたかな。当然彼はそういうことも旅行中に感じ、それは彼の後の人生に大きな影響を与えたのであろうけれど、彼が旅に出た目的は多分そうではなかったと思うんだなあ。アルゼンチンのセックス大使とか、そういうものだったのかも(笑)


全編スペイン語なのも懐かしかったです。そうそう、この単語はこういう意味だったなあって思い出したり。ラテンアメリカ、いいですね。いつか行ってみたい。





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