2006年1月8日日曜日

とんど祭り



生まれてこのかた三十余年、一度もとんど祭りを見たことがなかったが今日初めて見た。


小学校の校庭に青竹で巨大なたいまつ(というべきものだろうなあ)が作られていて、近所の人がしめ縄など正月のお飾りを持ってきてそこに投げ込んでいた。しかし「お飾りのダイダイはとってください」と案内されていた。何でだろう?


ほどなく灯油に浸したトーチで点火するとあっという間にとんどは炎に包まれた。こんなにあっさり燃え上がるのは空気が乾燥しているからなのか、それとも何か仕掛けがあるのだろうか。白煙がもうもうと立ち上がり、風下側にはそれと熱、さらに死の灰のような笹の燃えカスらしきものが降り注ぐ。あわてて風上側に移動。


20分ほど火が静まるのを待つ。青竹はバンっつーかドンっつーかものすごい音をたててはぜる。見てて少し怖くなる。子供たちは心なしか後ずさる。


ほぼ燃え尽きておき火の状態になると各自持っている細い竹の先を二つに割って丸餅を挟んだものをその火にあて、餅を焼いて食べる。私も少しもらったけどおいしかった。


日本らしいいい習慣なんですね、とんどって。





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