2006年11月17日金曜日

サンセット・ビーチ



仕事が終わって午後は自由時間になったので、ノースショア観光のバスツアーに行きました。サーフィンの名所、ノースショアを一度見てみたかったので。バスの運転手さんはシカゴから来たハリー、ずーっと英語でジョークを取り混ぜながら賑やかにしゃべります。スラングだらけで言っていることの半分もわかりません。。。


みんなを乗せたバスは山を登っていき、トンネルを抜けます。すると山の形が一変。荒々しい絶壁になるではないですか。オアフ島でも島の反対側だとこんなに違うものなのね。ハリー曰くハワイには11の気候があるらしいです。だから映画を撮るには最適だと。海岸もあるし絶壁もあるし(ジュラシックパークはここで撮られたらしい)山の上には雪があったり砂漠みたいな気候もあるそうです。


そして車は墓地に入り、(墓地の売り出し看板で"Ocean view site"というのがあり皆爆笑)なぜか平等院鳳凰堂が現れます。1968年に建てられたそうです。日本からの移民がはじめてハワイに来たのが1868年、その100周年を記念して建てられました。周りの墓地には芝生の上に日本風のお墓があって、不思議でした。


海岸線をバスは走りますがまったくホノルルとは風景が違います。片側一車線で右側は海、左側は潰れそうな家やら牛や切り立った山を見ながら走ります。田舎です。ハーレーが2台ヘルメットをかぶらずにバスの前を走っています。でもオーシャンビューの家を買おうとすると100万ドル以上するそうです。


バスはライエポイントに止まります。変わった形の岩に波がおしよせ、しぶきをあげて東映の映画の始まりのようです。(今は違うのかな)この波はアラスカから5日かけてやってくるのだそうです。常に風が吹いています。湿った一定の風なのですが、ふとこの風に昔吹かれていたことがあるような気がしました。昔海で暴れまくっていた(笑)先祖の記憶なのか。


そのあとサンセットビーチ。なるほど。こういう波でサーフィンをするのね。今日はあまり波が高くないそうで6から8インチだそうです。サーフィンしている人と見ている人が同じくらいいます。泳いでいる人もいます。しかし人造(!)のワイキキビーチとは違って自然を感じます。私にはこっちのビーチが面白いですね。今度ハワイに来るときは車借りよう。


すぐ近くにタートルビーチもあります。アオウミガメがまさに甲羅干しに来るところです。今日は4頭(4匹?)いました。皆さん体長が1メートルくらいあって、遠くからみると海岸の岩に見えます。ボランティアの人が監視してて触ったりすることはできませんが、かなり近くで見ることができます。気持ちよさそうに寝ています。たまに目を開けて頭の向きを変え、また目を閉じます。取り巻いている人間のことは眼中にないようです。


このツアーはノースショアの街でサーフィンのメッカ、ハレイワには行きませんでした。今サーフィン大会が開かれているらしく、大渋滞するから行かなかったのかもしれません。本当はここに行きたかったのですが公共バスだとホノルルから2時間かかるのでツアーにしたのに。ま、それよりもすごい自然をたくさん見られたからいいか。また来ればいいしね、って来られるのか(笑)


その後ツアーはドールプランテーションに寄ってホノルルに戻りました。ハワイ諸島の人口の2/3がホノルルに住んでいて、ホノルルは全米でも有数の大都市なんだそうです。ホノルルも確かに面白いけれど、ハワイの自然を見てもっとハワイが好きになりました。またゆっくり来たいなあ。。





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