2008年6月20日金曜日

何をすると寿命が縮まるのか?



会社の健康保険組合が出しているおたよりにこのような表が載っていた。医療機関でレントゲンとか放射線を浴びることがあるのだが、その放射線はどれくらい人間に害を与えるのか?他のリスクと比べてどうなのか?という記事についていた。


で、驚いたのは一番上の欄「独身の男性」これって原因なのか?そしてダントツのトップ、タバコのリスクよりも寿命が短くなる要因なのだそうだ。3500日って10年だよ!そんなに男やもめは早死にしちゃうのか?そしてなぜ男性だけなの?女性は独身でも寿命が縮まらないの?


独身男はメタボ対策とか禁煙とかお酒控えるとかそういうことをするんじゃなくて、とりあえず結婚せれ、とそういうことなのか?メタボ検診を義務付けるんだったらそのお金で独身男を結婚相談所に送り込んだほうがいいのではないか?そのほうが効率的に医療費抑制できると思うけど。





話は変わるけど国のお金の使い方で言うともう1つ。昨日のニュースで自殺者が10年連続3万人を超えている、っていうのがあった。一方交通事故での死者数は10年前の平成9年は9640人、平成18年は6352人と順調に減ってきている。10年間交通事故で死ぬ人よりも3倍以上の人が自殺し続けている状況って異常じゃない?交通事故の死者数を減らすためにはものすごいお金が国で使われている。市街地を迂回するバイパスを作ったり、飲酒運転や違法駐車の取締りを強化したり、シートベルトやエアバッグのついた車を売り出している。それで順調に死者は(統計の手法に問題があるという声もあるが)減少している。


それに引き換え10年間自殺者が減らないことにたいする国の施策は?うつ病患者が自殺しやすいってのはわざわざ統計の公表内容を変えなくても自明なことでしょ?日本の人口はこれから少なくなっていくのに毎年国民の0.03%(1万人あたり3人)が自ら命を絶っていることに対して「困ったなあ」じゃないでしょ!と思って調べてみたら「自殺対策基本法」とか「自殺総合対策大綱」とかが制定されているのね。対策大綱の中にこんな一文が。



自殺対策の数値目標 平成28年までに、平成17年の自殺死亡率を20%以上減少させることを目標とする。



数値目標もあるんだ。そしてなんと控えめな。もう少しなんとかならんもんかね。





0 件のコメント:

コメントを投稿