今までトライしたことのなかったビートニクス文学の金字塔。最近新訳が出たり、何故かそれが今年から刊行が始まった池澤夏樹個人編集の世界文学全集の初巻に収められたり、と話題になっていたので読んでみたいなあ、と思ってたらウチに文庫があった。文庫本の厚さに読み始めるのを躊躇したが、読み進めていくうちに書かれている内容に触発されてだんだん加速され、昨日深夜までかかって一気に読み終えた。
感想は、よくぞここまでスピードのある小説を書いたなあ、すばらしい、です(笑)
書かれる内容ははっきりいってハチャメチャなのだが、疾走感がすごい。刹那的で、享楽的、そして、救いがない。今年出た新訳はさらにこなれているということなのだが、私が読んだ半世紀も前の旧訳でもかなり没入できた。新訳読んでみたいなあ。
ジャック・ケルアックの「路上」かぁ。卒論のために読みました!ロバート・フランクという写真家についての卒論だったので。
返信削除同時代、写真を取りながらアメリカを横断した写真家です。ケルアックが写真集の序文を書いていました。
懐かしい。新訳出たんだ。読んでみたいなー。