2008年9月15日月曜日

三連休の成果



食卓のテーブル、両側はねあげ式になっていて使わないときはバタンと倒れるのだが、その天板が古くなってきた。ベニヤ板なのでいたずら好きの娘がバリバリと板を引き剥がし、見るも無残な状況になってしまった。


なので一念発起、天板を交換することにした。天板の倒れる部分だけを他の板に交換すればよいのだ。タモリ倶楽部で存在を知っていた銘木店に行ってみた。色々かっこいい一枚板を見せてくれるのだが、「これは大まけにまけて5万円!」とかちょっと私の予算と開きがあった。「ちょっとそれはもったいないですねー」などというと、店主はやおら外に出て、外に立てかけてある古ぼけた板を並べはじめた。


「これはケヤキの一枚板で昔あるオタクの床の間の板だった。これだったら5千円くれれば鋸で好きなサイズに切ってあげるよ。」


即決。店主はすぐに丸鋸を出してきて、グイーンとテーブルのサイズに板を切ってくれた。


しかし、表面には床の間だったときの塗装がついている。私は一枚板らしく塗装なしで使いたかったので、加工が必要だ。紙やすりで削るか、カンナで削るのか。お隣のだんなさんは実家が大工さんなので板を持っていって聞いてみた。


「これならサンダーですよ。カンナはこんな広い面できないし、グラインダーだとぐちゃぐちゃになってしまいます。」


サンダーか。さっそくヤフオクでサンダーをチェックし、中古なら1000円せずに手に入れられることを発見。日立製のオービタルサンダーを1100円で落札する。紙やすりを色々な番手で取り揃え、休日のたびにベランダに爆音を轟かせながら塗装を剥がす。きれいな無垢板になった。


何も塗らないと木が悪くなりそうなので、ネットで調べてワックスではなくオイルフィニッシュにすることにする。上野アメ横で食用のクルミ油を買い求め、これを板に塗りこむ。食用にもできる油なので子供がテーブルをかじっても大丈夫だ。ちょっと板が黄色っぽくなり、鮮やかな色になった。


古い天板を取り外して新しい天板に交換。ここで問題発生。古い板を固定している木ねじが腐っていて、ドライバーで回そうとすると頭をなめてしまう。。ホームセンターで貫通ドライバーを買うもやはりなめる。。こういうときは困ったときのLeathermanなのだ。このナイフについているドライバーはなんの変哲もない形なのだが、何故か他のドライバーではなめてしまうマイナスねじを回すことができる。今回も彼にお出ましいただき、お助けいただいた。それでも外れないネジは天板をぐちゃぐちゃ動かして天板を少し破壊し、強引に外した(笑)


新しい天板は古いものより薄いので、ちょうつがい部分は同じ厚さになるようにベニヤ板をはさむ。ホームセンターでベニヤ板を買うとお好みの寸法にパネルソーでカットしてくれる。なのできれいで寸法ぴったりの板をはめこんでゆく。新しい木ネジで板同士を固定し、さらにちょうつがいに新しい天板を固定してゆく。


三連休の最終日の真夜中に完成。仕上げにもう一回クルミ油をすりこみながら発泡酒をグラスに注ぎ、生まれ変わったテーブルの上で飲む。


おいしい。けど疲れた。。。





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