今日は映画の後一冊本を読みました。これは大ベストセラー、本屋では絶対平積みになっている本ですね。表紙の萌え系イラストはいかがなものかと思うけど、この装丁と『ドラッカー』のギャップで売り上げをさらに増やす冷徹な戦略、さすが秋元康に師事した放送作家、AKB48のプロデュースにも関わっているだけはありますな。
中身は、元ネタ、ドラッカーの『マネジメント』をうまく消化しているな、という感じです。よく研究されている。下手したら元ネタを読まずにこちらだけ読んでもある程度は吸収できるかも。さらにこちらの本には元ネタにはないストーリー性、ドラマ性を持たせて一気に読ませるスタイルになっている。私も2時間程度で読んでしまいました。読後感も(一人死なせる必要はないだろうと思ったけどそれ以外は)すっきりだし。
私も昔ドラッカーを読んだときに、この人の唱える説はビジネスの世界だけではなくて対人関係すべてに使えるな、と思ったのですが、著者も同じことをあとがきで語っていました。それをこのような形の小説で昇華させる、すばらしいアイデアだと思います。題材をドラッカーにとった秀逸なドラマだと思って読めば間違いないでしょう。お勉強も少しできるし(笑)
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