2011年12月6日火曜日

下北沢の玉屋時計店万歳!



我が家には振り子時計が2つあるが、1つが動かなくなった。ぜんまいを巻いてもすぐに止まってしまう。直してもらおうとタウンページ片手に時計修理の番号に片っ端から電話する。ほとんどの店は「すみません、古い時計は直せる職人がいないんです」と体よく断られる。しかし、玉屋時計店は「いいですよ。持ってきてください。1ヶ月ほど預からせてもらえれば。」と普通に受け入れてくれた。


半信半疑で時計を持って下北沢へ。オサレな一番街に昭和の薫りたっぷりで佇む名店。中に入るとあちこちの壁に振り子時計がかかっている。ビンゴだ。


予想よりもかなり若い、電話口と同じ朴訥な話し方の店主に時計を預けて帰る。そして一ヶ月、電話がかかってきた。「お待たせしました。」


ワクワクしつつ取りに行く。店に入ると他の振り子時計と同じように壁にかけられ、ピカピカに磨き上げられた我が家の時計が静かに動いていた。ちょうど夜7時、店中の振り子時計が鳴り始めた。ボーン、ボーン、というもの、学校のチャイムの旋律を奏でるもの、様々な鐘の音が渾然一体となってドイツの大聖堂の鐘を聞いているようだ。祝福されているようだった。


気になる代金は「お勉強して1万円です」ありがとうございます。


古い時計を直してもらいたい方、下北沢へGo!ですよ。


時計・メガネ・宝石の『玉屋』





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