2007年10月7日日曜日

親子で寄席初体験



最近5分で落語のよみきかせを寝る前に読んでいて、すっかり落語好きになってしまった愚息。一度本物の落語を聞きに行ってみようということになり、親子2人で寄席に行くことにした。


最初は上野の鈴本演芸場に行ったのだが、開演前から入口にものすごい行列。寄席は飲食自由だということを知っていた愚息は「座って食べて飲みながら見られなきゃやだ」とコメントし、急遽浅草に向かいタイガー&ドラゴンの舞台、浅草演芸ホールに。こちらは呼び込みの人が何人か通りに立って皆に声をかけていた。これなら大丈夫と近くのコンビニでお弁当、ビール、ジュース、お菓子を買いこんでいざ入場。「ご飯食べるなら2階がいいですよ。」という係員さんの声に従い2階席へ。確かに空席が目立つのでどこにでも座れる。お弁当を食べたいので少し後ろのほうでお弁当を食べつつ高座を見る。2階席からだと上から見下ろす感じになり、どうも雰囲気が違う。お弁当を食べ終わったので2階席の最前列へ移動。2階席でもこれだけ前に来ると臨場感がある。さっきは笑えなかったところでも笑える。愚息は「このお話しらないなー」とか「話すのが早過ぎてわからない」と最初は文句を言っていたが、気がつくと誰よりも笑っていて、噺家さんに「おいおい、子供が笑ってるよ」と言われる始末。落語だけではなく、手品、コント、講談、三味線などもあり、楽しめるようになっている。


途中で中休みが一回あったので、今度は1階に移動。2列目をゲットする。ここに座って聞く落語は面白かった。噺家さんの体の動き、顔の表情、出てくる汗まできっちり見えて、きっちり笑える。ひとりで色んな人を演じ分けていて、またそれが自然でびっくりした。愚息はさらに笑い、いろんな噺家さんに指摘されていた。あっという間の4時間だったが、私が知っている人は出てこなかった。しかし笑えた。


幼少のみぎり、中3でプロレスの巡業を見るまで生のエンターテイメントをみることのなかった私は、彼にはそういう思いをしてほしくない、小さいからこそいろいろ生で見てほしいと思い、今まで愚息と一緒にサッカー、プロ野球、大相撲(!)などいろいろなものを観にいったが、彼が「もう一度見たい」と言ったのは落語が初めてだった。


実際、次の日のお昼頃に「12時だ!落語が始まるよ!早く行かなきゃ!」と血相変えて私の所にやってきた(笑)





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