2008年5月16日金曜日

少子化すれば少自動車化も起こる



今日の新聞に気になる記事が載っていた。



自動車保有、初の減少――3カ月連続前年割れに


 日本を走る自動車の数が減少に転じ始めた。全国の自動車保有台数は最新統計の2月末まで3カ月連続で前年同月末比マイナスとなった。3カ月連続の前年割れは自動車普及が加速し始めた1960年代前半以降初めて。人口減や消費者のクルマ離れが背景とみられる。自動車保有の縮小が本格化すれば、保険、整備、燃料など25兆円を超す関連市場の頭打ちが避けられないほか、交通量の増加を前提にする道路整備政策の見直しなど広範な影響を及ぼす。


 国土交通省や自動車検査登録情報協会によると登録車、排気量660cc以下の軽自動車、二輪車を合わせた全国の自動車保有台数は2月末で7943万台と前年同月末に比べ0.2%減った。昨年12月末と今年1月末も各0.1%減少。3カ月連続の減少は現行統計で比較可能な63年以降前例がなく、戦後でも初とみられる。


[5月16日/日本経済新聞 朝刊]



日本ではこれ以上車は増えないんだ。この傾向が反転することはもうないだろう。車はステータスシンボルではなく日用品になっている。日本の人口もだんだん減ってゆくし。ということは今話題の道路特定財源を使ってバカバカ道を作らなくても、ほうっておけば車の渋滞はどんどん少なくなり、日本の道は走りやすくなるということだ。どれくらいのペースかはこの記事からではわからないが。


でもこれって少子化による影響のうちプラスの側面だよね。そろそろ高度成長期から連綿と続く、限りない拡大を前提とした社会デザインを転換し、均衡または緩やかな縮小に向かう将来に対応したシステムを作ってゆく必要があるのかも。我々の子供・孫の世代から出された宿題、我々の世代でやらなければいけない大きな課題ですね。





2 件のコメント:

  1. ごぶさたしてます、Goroどす。
    少子化は悪いことばかりじゃないと私も思っています。
    社会の構造、経済の構造を変えなくてはいけないので不安に感じるのはもっともだけど。
    自動車業界としは厳しい現実ですが、この変化をチャンスに変えたいですね。

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  2. 本日収まりましたよん。
    MIXIの日記を見てくださいな。
    フェラーリ教に入信したが最後、高いお布施を払い続けることになるという
    悪い見本です。。。

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