2009年4月17日金曜日

オラの畑 Vol. 2



今朝は雨かなと思ったがまだ天気がもってたのでいそいそと畑に行って堆肥ひと袋(約18kg)を投入。どうも配分がうまくいかず最後はほとんど堆肥なしで土をひっくり返してならしただけだったがまあこれで準備完了。しばらく堆肥が土と馴染むのを待って植付けだ。今日は畑の中から半分化石化した移植ごてが出土した。買わなきゃと思ってたのでかなりラッキー。


畑の中を踏まないよう畦からヘッピリ腰で鍬を振るっていると気の弱い石原慎太郎風なおじさんがやってくる。


「私こっちだからよろしく」


と畦を隔てて反対側の畑を指さして言う。私初めてなのでいろいろ教えてください、と丁寧に挨拶する。私のヘッピリ腰が気に入らないらしく


「汚れるの気にしないで畑の中に入ってやったほうがいいよ。その方が男らしい。」と。


やぱ石原慎太郎だ。


「堆肥もいいけど石灰はまいたの?」


「どうして石灰がいるんですか?」


「酸性雨とかあるだろ?あれで土が酸性になってるんだ。野菜はアルカリ性の土じゃないとうまく育たないから石灰をまいてアルカリ性にするんだ。」


無農薬+無耕転栽培を志向する私にとって堆肥以外のもの、石灰をまくことは全く眼中にない。しかしそういう理由なのか。なるほどね。まかないのだが店の場所を聞いたり慎太郎ちゃんに話を合わせる。彼は饒舌になり


「申し込みしたときに野菜の育て方のしおりもらっただろ?あれだけちゃんと読めば大丈夫だ、苗なんかはここのホームセンターで買うと安いぞ」とアドバイスしてくれる。


無農薬菜園の本二冊買って読んでるし苗は農協で仕入れてるぜ、と心の中でつぶやき、相槌をうちながら鍬を振るう。彼はいつのまにかいなくなり、畑もなんとか堆肥と混ざって平らになった。


帰りにごみ捨て場に堆肥の袋を捨てるが私が買ったのと同じ袋があちこちに捨てられていた。ホームセンターでさんざん悩んだ末にこの堆肥を購入した私の選択は Right choice だったのね、と我が意を得たり、意気揚揚と畑をあとにする。早く雨降れ。





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