2010年6月29日火曜日

品川に100人のおばちゃん見ーっけ!―みんなで子育てまちづくり



品川に100人のおばちゃん見ーっけ!―みんなで子育てまちづくり


この本に出てくるNPO法人ふれあいの家-おばちゃんちの代表、渡辺美恵子さんの講演会を聴くチャンスがあって、そこでおもしろいなー、もっと知りたいな、と思いこの本をその場で買った。


自分は保育園における子育てにある程度深く関わるようになり、複数(多数)の親たち、職員たち全員で保育園の子供達を育てる、というマンツーマンではなくゾーンディフェンス的な子育てを経験し、これは親にとっても色んな個性の子供とつきあえたり様々な状況・考え方の親と話せて面白いなあ、と思っていた。


渡辺美恵子さん(自称みこちゃん)の話はその私の経験、気付きをさらにダイナミックに発展させ、街ぐるみで子供を育ててゆこう、という方向に持っていっている。楽しそうなアプローチだな、と思った。だから本を買ってみたのだけれど、やはり楽しそうだった。出てくる女性たちは色んな出自で、それぞれの立場からできることを始め、そしてなにかの拍子に出会い、つながって大きな流れになってお互いになってゆく。


この本に出てくるのはほぼ女性(おばちゃんだからね)だったので、父性からはどのようなアプローチで街ぐるみの子育てを目指せばよいのかな、という点が私の課題として残るが、読後感もさわやかな本だった。ちょっと中身を詰め込みすぎかな、という気もするが、編集者に伝えたいことがいっぱいあったんだろうなー、と微笑ましくなった。


さあ、私はどんな風を吹かせようかな。





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