これも森達也。彼は屠場に出かけて豚や牛がどのように殺され、肉に代わってゆくのかを執拗におっかけている。この屠殺および食肉化のプロセスはなかなかメディアに取り上げられることがない。しかし誰かがこのプロセスをしないと人間は肉を食べられないわけで、そこから目をそむけてはいけないと彼は言う。
自分は誰かの命を奪って生きながらえている、誰かが自分の替わりに他者を殺し、その結果を享受している、この冷徹な事実から目をそらしてはならない。
当たり前のことなんだけど、リアルに想像することをしたくない話題だし。
子供向けに書かれている本なので30分くらいで読めます。子供さんにもお薦め。
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