2008年4月12日土曜日

いのちの食べかた / 森達也



いのちの食べかた (よりみちパン!セ)


これも森達也。彼は屠場に出かけて豚や牛がどのように殺され、肉に代わってゆくのかを執拗におっかけている。この屠殺および食肉化のプロセスはなかなかメディアに取り上げられることがない。しかし誰かがこのプロセスをしないと人間は肉を食べられないわけで、そこから目をそむけてはいけないと彼は言う。


自分は誰かの命を奪って生きながらえている、誰かが自分の替わりに他者を殺し、その結果を享受している、この冷徹な事実から目をそらしてはならない。


当たり前のことなんだけど、リアルに想像することをしたくない話題だし。


子供向けに書かれている本なので30分くらいで読めます。子供さんにもお薦め。





2008年4月11日金曜日

放送禁止歌 / 森達也



放送禁止歌


この本は面白くて一日で一気に読んでしまった。日本には「放送禁止歌」という公共放送にのせてはいけない歌がある。それはどうして放送できなくなったのか、というドキュメンタリー番組を作った作者がその後の取材も含めて本にまとめたもの。


「放送禁止歌」はそもそもどこにも存在していない。


というのが結論。続けて言えばそれはメディアの作り手が「これやばくね?出すと抗議がくるんじゃね?」と自己萎縮して表現をしなかった結果。「KY」の結果と言えなくもない。また、私の業界ではこの「KY」は「危険予知」の略である。そういう意味もあるね。


メディアがメディア自らが自己萎縮して判断を停止させている状況を告発する。


メディアに関わる人は必読指定図書だと思います。また、メディアから情報を得ている人も知っておいたほうがよい情報だと思います。作者の森さんが繰り返し説くのは、「他人の判断にゆだねるのではなく、現場をみて自分で考え、自分の判断をしよう」ということ。このご時世、これは非常に重要になりつつあるのでは?


岡林信康の「手紙」とか。一度聴いてみたいものである。





2008年4月5日土曜日

live @ 青葉台 AU LAPIN AGILE as Terui Factory






生まれて初めてJazzのライブハウスに出ました。蒲田のオッタンタセッションで知り合った、ホットラムとかガンガン飲みながらハートウォーミングな歌を聴かせるテルイさんのライブのお手伝いでございます。


実は青葉台という駅に降り立つのも生まれて初めてでした。駅前でテルイさんと待ち合わせてお店へ。飲み屋とかいい感じのお店もたくさんある街でした。街行く人に派手な色彩の服着た人が多いなあと感じました。老若男女問わず。


お店、行ってみたらすごくきれいでビックリしました。普段着なんですけど。。ま、出演者はみんな普段着だったので安心しましたが。


着飾った男女が着飾った会話&駆け引きを行う場所かなーと思ったのですが、実態はかなーりフレンドリーなお店でした。


リハーサル開始。ギターの船守秀一さんがリーダーとなって曲を色々作ってゆきます。さすがロープー(死語)迷える子羊状態の私をもまとめてキッチリすばらしい音楽を作ります。引き出しの多さにびっくりでした。ピアノの長崎寧子さんもすばらしい演奏を、それもさりげなーくしていていました。私も演奏しながらピアノのフレーズに引きこまれ、脳内は


「うおおおおお、そこかあ、表情1つ変えずにそんなところ攻められるのかあ」とパンツ一丁で縛られ転がされ、女王様の華麗なテクニックに酔いしれる奴隷状態(笑)になっておりました。一方ドラムのよーちゃんさんは、私同様少し緊張しておりました(笑)


私と同じ立場の方がいらっしゃって少し安堵いたしました。


リハも無事終了し、みんなでごはんを食べに行きました。オサレな青葉台にあって蒲田よりも蒲田らしい食堂に入りました。おかず単品500円、どんぶりのご飯、味噌汁、漬物、そしてなぜか生卵が1つつく定食にすると600円、生ビールも同じく600円、という不思議な価格設定の店でした。味は、まあまあかな。


そして帰るともう店はお客さんでいっぱい。早速演奏開始です。テルイさんとセッションしたことは数多くあるのですが、しっかりしたライブをするのは初めてです。ベシャリもうまく、お客さんを笑わせながらリラックスさせるのは職業のなせる技なのでしょうか。見習わないと。そして船守さん、長崎さんはテルイさんのトークにあわせ、流れるようなパスワークで曲を始めたり音を絡めたり、ライブを進行させてゆきます。職人芸だな。打ち合わせではそこまで細かく決めていないのに、さも決めてあったかのように自然なのです。すごいなー。


私もリハーサルで大分曲の感じを覚えたので、音に強弱をつけたり、少し遊んでみたりしました。でもジャズをちゃんと勉強していないので、経過音に変な音を入れてしまったりしました。また音量もバックなのにうるさいわね、という感じだったかもしれません。


2ステージ目、来るはずだったギターの人が来られなくなったので、急遽曲を変更し楽譜をコピーしてもらい、初見で演奏。これは結構緊張しましたね。しかしコード楽器であるギターやピアノはやったことのある曲だったようで、私はルート音をキープし、なんとか事なきを得ました。


3ステージ目、ちょっとFunkyな"Brother louie"が演目にあったので、これはリラックスしてできました。こういうのは私得意だから(笑) この曲の中に船守さんはDonny Hathaway "Ghetto"の一部分、ライブだと観客が"Soul Crap"という手拍子をする部分を挟みこんでいました。いいセンスだなー。その後の曲"Calling You"はスローギアを使ってみました。音の最初のアタックが消えてコントラバスを弓で弾いているような音になるんですね。船守さんもアコギソロでワウを使う、という荒業を披露していたので、この曲の持つ不思議な世界が少しは表現できたかも知れません。


とかなんとかやっているうちに本番終了。あっという間でした。非常に楽しく勉強になるジャズ初ライブでありました。終わった後に飲んだジントニック及びジンソニック(初めて知った)もおいしかったです。








http://www.geocities.jp/aulapinagile1/index.html





2008年4月2日水曜日

このブログってお絵かきできるんだ



今東京は桜きれいですね。


なのでお絵かき機能で描いてみました。保存サイズを小さくしてしまったのであんまりきれいに見えませんが。


f:id:tantanso:20080402123113j:image





2008年3月26日水曜日

Nick Loweと私のアイドルとの間の接点!



今日会社帰りに前述のNick Loweを聴いていたのですが、一曲どう聴いてもHuey Lewis & the News にアレンジがそっくりな曲があるのです。その曲は"I Knew the Bride (When She Used to Rock & Roll)"。オルガンとかところどころで入るハンドクラップのようなシンセドラムなど、私が高校生だった時にベストヒットUSAで"I want a new Drug"を聴いてからすっかりファンになって今は亡き後楽園球場にまで見に行ったことのあるあのHuey Lewis兄貴の"Heart of Rock & Roll"にそっくりではないですか。ううむ、昔はこういうパクリってよくあったんだろうなあ。どちらが先なんだろうなあ、と思いながら家に着いたのでした。


家でCDのジャケットを見ると、実はこの曲、Produced by Huey Lewisじゃあーりませんか! 何でイギリスのアーチストのプロデュースをサンフランシスコ人(!)の彼がやってんの???ネットで調べると実はこの二人かなり接点があるみたいですね。"Heart of Rock & Roll"の入ったSportsは1983年発売、"I Knew the Bride (When She Used to Rock & Roll)"の入ったThe Rose of Englandは1985年発売、とほぼ同時期なんですね。Huey Lewisつながりではブルース・ホーンズビーしか知らない私は薄学を恥じたのでした。。


しかし、自分の好きなアーチスト同士に思わぬつながりを見つけられて一人小躍りする私でした。


Rose of England


Sports (Exp)





2008年3月25日火曜日

品川区図書館に物申す!



昨日本を借りていた本を返しに行きました。全部読みきれなかったので、返却期限を一度ネットから延長し、それでも読みきれなかったので延長した返却期限内に返しに行きました。一度返却してもう一度借りればいいやと思って。


そうしたら、この本は他の図書館の蔵書なので、一度その図書館に戻す必要があり、それからまた借りてもらうしかないと言われました。


えええええっ?


他の人の予約が入っていればそれはもちろんそうするべきだし、それなら納得なのです。でも、予約は入ってない。そして、しょうがない私が本を返却し、その場で図書館の端末から私がこの本に予約を入れたので、本は収蔵館に一瞬帰り、帰ったらすぐまたこの図書館に取って返し、私がまたはるばるこの図書館にやってきて借りるのです。


「これっておかしくない?」


と図書館の人に聞いたら、


「おかしいですよね。すみません」


と言ってました。何とかしましょうよ。品川区の図書館担当のお役人様。





2008年3月24日月曜日

今日のBGM  Basher: The Best of Nick Lowe



Basher: The Best of Nick Lowe


私にしてはシャレたものを聴くなあ、とお思いの方も多いとは思います。私もそう思います(笑)


でもこの人いいです。ロッカーだけど力が抜けてる。伝統的なロックンロールに根ざしているけど頭つかってひとひねりふたひねりくらいしてある。パンキッシュなんだけど熱くない感じが私の今の気分によく合います。普通はCDかけても途中で何かほかのことを始めてしまい、アルバムを最後まで聴くことはMP3にして通勤時に聴くまでないのですが、このアルバムは今夜封を開けて聴き始めたのですが一気に最後まで聴きました。この人も我が音楽の師ピーター・バラカン様のラジオ番組で初めて聴いて気に入りました。まだまだ私の知らない、でも私のストライクゾーンど真ん中の音楽ってあるんですね。この人なんか70年代から活動してるんだもんね。


これはベストなので次はアルバムを買いましょうかね。しかしamazonとかで調べていくとどんどん聴いてみたいCDが増えます。困ったもんだ(笑)